LINE公式アカウントは、集客の利便性と開封率の高さで様々なビジネスから熱視線を集めています。
しかし、LINE公式アカウントは、メッセージ送信料がかかります。
対象にならないユーザーにもメッセージを送ってしまうと、浪費になってしまいます。
そのため、効率よくLINE公式アカウントを活用するには、「自社の商品を購入する確率が高いユーザー」に絞ってメッセージを送付することが肝心です。
これを達成するにはどうすれば良いのでしょうか?
答えは、「セグメント配信を活用する」です。
購入見込みのある顧客に絞りこんでメッセージを送り、費用対効果の高いメッセージ送信を実現するのがLINEの「セグメント」配信機能です。
この記事では、
・反応率で絞り込む
・友だち追加時期で絞り込む
・購入履歴で絞り込む
・友だち追加経路で絞り込む
という配信方法について解説していきます。
反応率で絞り込む
高い購入率を実現するためには、配信に対してメッセージの開封やクリックなどの反応がある顧客で絞り込むことが有効です。方法は二つあります。
一つ目は「クリックリターゲティング」という機能を使うことです。
「メッセージに添付したリンクをクリックしたことがあるユーザー*1」に絞り込んでメッセージが配信できます。
・「過去10日間でクリックした履歴があるユーザー」
・ 「過去に3回クリックした履歴があるユーザー」
など、より詳細な条件で絞り込めば、購入率をさらに高めることができます。
このような絞り込みを実現するには、外部ツールを使いましょう。
二つ目は、「インプレッションリターゲティング」という機能です。
「メッセージを開封したユーザー*1」に絞り込んでメッセージ配信ができます。「クリックリターゲティング」より自社に対する関心が低いユーザーが対象になります。
友だち登録者数が少ない内は高い費用対効果が期待できます!
友だち追加時期で絞り込む
友だち追加をしたばかりのユーザーであれば、自社に対する印象が記憶に鮮明に残っています。自社への関心が高いユーザーなので、低くなる前にアプローチしましょう。
LINE公式アカウントでは、
- 6日以下
- 7日〜29日
- 30日〜89日
- 90日〜179日
- 180日~364日
- 365日以上 *2
の6つの期間でユーザーを分類することができます。
この6つ以外の期間を活用したい場合は、外部ツールの活用が必要です。
弊社が開発しているanybotは、友達追加時期のセグメントを自由自在に設定することができます。
より綿密なユーザーセグメントを求めている方にはおすすめです。
購入履歴で絞り込む
購入履歴をもとにユーザーを分類すれば、リピート購入の促進にも繋がります。
LINE公式アカウントでは、各ユーザーに「タグ」をつけることによってユーザーの購入歴を管理できます(チャットタグオーディエンス*1)。例えば、1月に来店した顧客に対して「1月訪問」というタグをつけるなどです。
購入率の高いユーザーで絞り込むには、
- 予約の申込・キャンセル数
- EC購入回数
- EC合計購入額
- クーポン受け取り・使用数
などの属性でタグを作成することが効果的です。
弊社は、これらの属性を自動で管理する外部ツールを提供しています。生産性を高めるために是非活用してみてください。
友だち追加経路で絞り込む
友だち追加経路でユーザーを分類することも有効です*1。
例えば、
- インターネットで友だち登録したユーザーにはECの広告
- 実際に来店して友だち登録をしたユーザーには来店クーポン
を送信することができます。
各ユーザーの状況に合った商品・サービスが提供できるので、企業に対するユーザーの興味を保ち続けることができます。
LINE公式アカウントでは、以下の19経路から選ぶことができます。
- LINEスタンプ
- LINEポイント
- LINEセールスプロモーション
- LINEチラシ
- LINE LIVE
- 検索
- ホームタブ
- 友だち追加アイコン
- 公式アカウントリスト
- トークルーム内ボタン
- LINEログイン
- 外部流入(QRコードやWebページなど)
- 連絡先シェア
- タイムライン
- ニュース
- LINE Pay
- LINE QUICK GAME
- 友だち追加広告
- その他 *3
各ユーザーの経路に合った配信を心がけましょう。
より有効なセグメント配信のために
今回は、
- 反応率
- 友だち追加時期
- 購入履歴
- 友だち追加経路
を通じたセグメント配信について解説しました。
LINE公式アカウントでは、様々な側面でユーザーをセグメントすることができます。
しかし、LINE公式アカウントだけでは機能が限られているので、自社の特徴に合ったセグメントができないかもしれません。
そんな時は、弊社のanybotを取り入れてみてください。
細密なユーザーセグメントで費用対効果が高いメッセージ配信を実現しましょう。
[出典] *1 "オーディエンス". LINE for Business. 2021年9月15日. https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/messages-audience/ *2 "絞り込み配信について". LINE for Business. 2021年07月15日. https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/broadcast-demographic/ *3 "分析-友だち” LINE for Business. 2021年8月26日. https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/insightfriends/?fsi=IlJAzrQ3