WeChatミニプログラムとは、WeChat(中国人気SNSアプリ)の中で動作するウェブアプリケーションのことです。従来型アプリと比較して、低コストで開発でき、インストール不要で利用できるため、比較的容易に多くのユーザーに使ってもらえるアプリケーションです。
新型コロナウイルス感染症の拡大により現在、外食や大規模な飲み会などを「自粛」する期間が続いています。 この苦境をどう乗り越えるかは、飲食業界にとって難しい課題となっています。
飲食業界が抱える課題:
- アルバイトスタッフの離職による人手不足
- コロナ禍の感染対策にともなう業務の煩雑化
- 稼働席数の減少による売上の低下
- 人件費のコスト増加、リソース管理の複雑化
- 常連客の定着率の低下、新規顧客開拓の弊害
ミニプログラムはユーザーを誘導するための多くの仕掛けがあり、開発コストが極めて低く、便利な機能を備えているため、飲食業界の発展にさらなる支援を提供することができます。
本記事では、飲食業界用ミニプログラムの機能を紹介し、ミニプログラムが今日の飲食業界の困難に対応するメリットを探っていきます!
飲食業界用ミニプログラムの機能概要
オンライン予約
- 店舗を選ぶ
- 来店日時及び人数を選択
- 予約する
- 待ち時間がミニアプリで表示される
※ミニアプリとは既存のウェブサイトやアプリ内で起動する小さなアプリケーション。
料理を注文
飲食店にレジは不要!
- 各席にミニアプリのQRコードが置かれている
- そのコードを読み込んでミニプログラムを立ち上げる
- メニューを見て、料理を注文及び食事後の支払いをする
デリバリーサービス
支払いまでの流れ
- 料理を選択
- 種類・量などを選択
- 配送アドレスを入力して支払い
- 支払う人(自分か他人か)を選択
飲食業界・ミニプログラムのメリット
企業側:手数料コストが低い
お客様がミニプログラム内で直接注文や支払いを行うことができます。
デリバリー・プラットフォーム(例えば:Ubereats)を使う時の追加手数料が削減できます。
デリバリーを手配すれば、他のデリバリープラットフォームを経由する必要がないため、飲食業者にとっては中間コストを大幅に削減することができます。
企業側:人件費の削減
飲食店の店舗は規模に関わらず、店員の募集やサービスを管理することは困難です。
スマホさえあればお客様は注文と決済を済ませてくれるようになるので、店員やレジ係を置く必要がなくなり、お店側にとっても人件費を削減できる大きなメリットになります。
企業側:効率化
お客様はミニプログラムに入った後、写真と価格に応じて直接セルフオーダーができ、支払いもWeChat決済に直接連動しているため、店員の作業負担を軽減できるだけでなく、お客様から店員、さらにキッチンへの注文伝達ミスを減らすことができます。
そのため、キッチンでの調理効率も向上するため、コストをより多く節約することができます。
ユーザー側:
- 利便性
- 効率化
- 感染対策によって、社会的な距離を保つ
anybot の紹介!
ミニアプリについてLINEも去年、正式に公開。
エボラニ株式会社は日本最大のSNS企業であるLINEとも連携しています。日本市場においてもLINEが提供する高度なAPI基盤、及びLINE Payなどの支払い手段の普及によりミニアプリを活用したEコマース需要が一気に高まると思います。
anybotは、LINEの運用において、あらゆる業界の多岐にわたるニーズに答えるために、豊富な機能をもつチャットボットやLINE内で動作するLIFF(LINE Front-end Framework)を含むWebアプリをつくることが可能です。
※LIFFはLINEが提供するウェブアプリのプラットフォーム
まとめ
いかがでしたか?
飲食業界はミニプログラムを利用してより多くの運営コストを削減し、多くの市場利益を得ることができるようになるでしょう。
飲食業界の抱える課題とその解決策として期待されるセルフオーダーの実現にはミニプログラムが必要不可欠です。したがって、2021年 飲食業界におけるミニプログラムの開発は必須となるでしょう!
もし開発を検討されているのであれば、お気軽にお問い合わせください。