コロナ禍で、日本でも急務となった「デジタル化」。リモートワーク、オンライン授業、行政の電子化など、デジタル化の需要は一気に加速したと言えるでしょう。しかし、コロナ禍で顕在化した日本におけるデジタル化の遅れが現状の大きな課題です。
一方中国では、デジタル化が急速に進められてきた。2020年3月で、中国でMAU(月間アクティブユーザー)が500万人を超えるようなミニプログラムが17個に増えました。MAU100万人を超えたミニプログラムはなんと1000
個を突破しました。
※ミニプログラム とはWeChat(中国人気SNSアプリ)の中で動作するウェブアプリ。
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、ミニプログラムを利用して、中国ではスマホの「健康コード」が社会インフラに。赤・黄・緑の三色で自身の感染リスクを示すもので、商業施設などの出入りには必須となる。さらに感染者情報の発信、感染者報告、オンライン診療、健康コード管理などの機能で、医療サービスの効率化が大幅に向上しました。
ミニプログラム はコロナ禍における情報発信や医療情報の管理を助けています。
ミニプログラムはあらゆる日常生活の利用シーンに浸透し、ユーザーがネットサービスを利用する主な入り口のような存在となっています。
ミニプログラムは、ミニゲーム、動画アプリ、教育、旅行、生活サービス、ジム、EC、ニュース、医療、行政等複数の業界に展開しています。中国のユーザーは日常的に利用するミニプログラムは一人当たり平均60個、その数字は従来型のアプリの利用数と比較し、遥かに多いです。
ミニプログラムの四つの分野
中国のデジタル化を加速させるミニプログラムの4つの分野について紹介していきます。
中国政府や地方自治体などがリリースした一連の健康コード関連のミニプログラムは、日常的に必須のツールとなり、買い物や外食等の様々な生活シーンに浸透してきました。
ケンタッキー、マクドナルド、スターバックスのような飲食チェーンの場合は、
人気アイドルのCM出演により、広く若者に愛されるブランドになるように「ブランディング」の施策を打ちました。
特に、実店舗でサービスを提供する業界において、対面接客を回避するため新たなビジネスモデルを創出し、急速に発展しております。その中でも、飲食業界のミニアプリは1ヶ月で322%伸びています。
※ミニアプリとは既存のウェブサイトやアプリ内で起動する小さなアプリケーション。
中国政府国務院、地方政府、国の公的機関の場合は「防疫担当」として、健康コードやワクチン接種予約、PCR検査予約サービスを展開しています。
ユニクロ中国、ナイキ中国、DIOR中国などは「オフラインからのオンライン化」、Wechat内のポップアップショップを構築することで、オンラインでの購入を注力。
京東JD、併多多(中国EC市場シェアトップ3にランクイン)、その他EC業界の企業が、新規のユーザーを争奪ができるよう、ミニプログラムを展開されています。
いかがでしょうか、中国国内でデジタルブランディング、防疫、集客、O2Oなどで大活躍していたミニプログラムを日本でも始めてみませんか?
実は日本でも似たようなスーパーアプリの中で、上記機能が実現できるミニアプリは注目されています。
ミニアプリの開発についてはぜひ弊社にお問い合わせください!