様々なビジネスがオンライン化している現代において、「LINE公式アカウント」を活用した集客方法が多くの企業から注目を集めています。全国8000万人以上が日常的に使用しているSNSなので、LINEは企業が告知や集客を行う上で一番効率的な手段のひとつと言ってもいいでしょう。LINEを活用した集客のメリットは多岐に渡り、思いがけないビジネスチャンスを秘めています。
本項では、そんなLINE公式アカウントの -メリット -デメリット -戦略的な活用法 -実際の活用事例
をご紹介します。
- LINE公式アカウントを活用するメリットは多種多様
- LINE公式アカウントを活用するデメリット
- LINE公式アカウントの戦略的な活用法
- LINE集客でリピート促進に成功した事例
- オンラインフィットネスサービス「サーティフィット」杉原様
- [株式会社日比谷花壇 吉田様](#株式会社日比谷花壇 吉田様)
- [株式会社&US(アンダス) 亀山様 中島様](#株式会社&US(アンダス)亀山様 中島様)
- まとめ
LINE公式アカウントを活用するメリットは多種多様
たくさんの企業がLINE公式アカウントを活用していることは知っているが、そもそもLINE公式アカウントを活用するべきメリットはどのようなものがあるのか、はっきりわからない方も多いと思います。簡潔にまとめると、LINE公式アカウントは、見込み客を集めやすい、メッセージ開封率が高い、企業と顧客双方にとって予約・問い合わせの利便性が高いという3つのメリットがあります。
見込み客を集めやすい
予約・問い合わせの申し込みや告知を配信する媒体としては、かつては電話やメール、または各企業が独自に開発したネイティブアプリが主流でした。しかし、電話やメールはハードルが高く、アプリをダウンロードすることもめんどくさいと感じる見込み客を新規顧客へと育成するのは困難でした。
LINE公式アカウントだと友達追加のボタンを押すだけで電話・メール・アプリとほぼ同じ機能を達成することができるため、まだ企業と馴染みのない見込み客を集めやすくなるのです。
さらにLINEであれば24時間自動化されたメッセージ対応が組み込まれているので、ユーザーはいつでも気軽に企業とやり取りができます。気軽でスピーディなやり取りができれば見込み客を新規顧客にする可能性が高くなるため、LINE公式アカウントを利用するメリットといえます。
メッセージ開封率が高い
通常企業が顧客への告知やプロモーションを配信する場合、メールマガジンを通して行うのが一般的です。しかし、メルマガの開封率は30%程度と低く、配信に対する顧客からの反応を獲得することは困難です。
一方でLINEのメッセージの開封率は平均60%程度と言われており、メルマガよりも2倍近く開封率が高いです。既読数が増えれば必然的にエンゲージメントも増え、リピート客の促進にも繋がることは確実です。
予約・問い合わせの利便性
LINE公式アカウントは、予約や問い合わせのミス防止にも役立ちます。例えばたくさんのプランを顧客に提供するビジネスである場合、各顧客がどのプランを選んだのかをアナログで管理することには限界があります。LINE公式アカウントを活用すれば、一人一人のユーザーの予約・問い合わせ状況を細かく管理することができるため、予約や問い合わせのミスを最小限に抑えることができるのです。
加えて、LINEのチャットはある程度自動化しているため、予約等のやりとりに必要な企業側の人員の時間を減少させることができます。その分の時間を他のことに費やすことができるのです。
さらに、ユーザー側からも時間の余裕ができたときにいつでも予約・問い合わせができるので電話やメールでの使うよりも気楽に企業とコミュニケーションがとれます。
企業側にとってもユーザー側にとっても利便性が高いのがLINE公式アカウントなのです。
LINE公式アカウントを活用するデメリット
多くのメリットがあるLINE公式アカウントですが、デメリットもあります。ここからはそのデメリットとデメリットを克服する方法について述べていきます。
ユーザーの立場から全ての企業・組織が同じように見えてしまう
今やLINE公式アカウントを活用する企業が何千社とある中で、ユーザーの立場からすれば全ての企業・組織が同じように見えてしまいます。アイコンは違っても同じようなチャット画面に同じような告知文句…これだとユーザーの印象に残りません。公式アカウントを友達追加してもらうだけでリピート客を増加させることは案外難しいのです。
細かなセグメント配信ができない
LINE集客のもう一つのデメリットとして、「細かなセグメント配信ができない」ということが挙げられます。セグメント配信とは、顧客や会員を一定条件(住所・年齢・購入履歴など)で分類(セグメント化)して、セグメントに合った内容のメールマガジンやDMを送るというマーケティングの手法です。
LINE公式アカウントでは住まいや年齢、性別など大まかなカテゴリーで顧客をセグメントすることはできますが、エンゲージメントや各ユーザーの好みなどの細かな属性に合わせて分類することはできないです。細かな分類ができないと、ユーザーは自分と関係のない情報を送付される状態になります。これを鬱陶しいと感じるお客様は多く、企業と縁を切るきっかけにもなりえてしまいます。
LINE公式アカウントの戦略的な活用法
LINE公式アカウントを活用する際にはリピート客を獲得する障害ともなりうるデメリットがあるのですが、LINE集客を戦略的に活用するコツさえ掴むことができれば、これらのデメリットを克服することができるのです!
LINE公式アカウントの戦略的な活用法①:個性と利便性でリピート客の促進を図る
「ユーザーの立場から全ての企業・組織が同じように見えてしまう」というデメリットを克服するためには、独自の色や個性を前面に出し、かつ利便性に長けたチャット画面にすることが不可欠です。独自のユニークなリッチメニューやチャット内容を作ることによって熱狂的なファンを獲得し、他の企業の公式アカウントより効率的に予約・問い合わせができるようなシステムが作れれば、リピート客の促進に大きく貢献します。
しかし、コーディングの知識がなくて有効なチャットボットの作成が難しいことがLINE集客のネックだと感じている企業の方々も多いのではないでしょうか。そのような問題を解決すべく、弊社はAnyBotという自動接客のオムニチャンネルを開発し、各企業が費用対効果の高いミニアプリをコーディングの知識がなくても作成できるプラットフォームを提供しています。
LINE公式アカウントの戦略的な活用法②:ユーザーセグメント機能を利用したリピート客の促進
LINE集客のもう一つのデメリットとして、「細かなセグメント配信ができない」ということがありました。この問題を克服するためには外部からのツールを使用する必要があります。
弊社のコアプロダクトであるanybotは、そのツールの一つです。高度なユーザーセグメント機能を取り入れているため、顧客の属性に合わせてユーザーを自動に分類することができます。その結果クライアントは必要なユーザーに適切なメッセージを配信することができるのです。
このシステムを使用すれば、お客様一人一人に特化したパーソナルなコミュニケーションを実現できます。結果としてユーザーはより親近感を感じるため、リピート客になる確率も高くなるのです。
LINE集客でリピート促進に成功した事例
LINE公式アカウントの活用のコツは理解できたけれど、具体的にはどのような使われ方があるのか、本当にLINE上でリピート客を獲得することは効果的なのか、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。その疑問を解消するために、以下に事例をいくつかまとめてみました。
オンラインフィットネスサービス「サーティフィット」杉原様
杉原様は、従来のWeb予約では使いたい機能が揃っていなかったため、コストをかけずに使いたい機能を利用できるツールを探していたところ、anybotに辿り着いたそうです。リピート客促進の秘訣は、anybotのセグメント機能を通じて、未加入のユーザーに対してのみ配信することだと言います。以下に杉原様とのインタビューを抜粋します。
ーーユーザーの予約の流れを教えていただけますか。
杉原様:「anybotの機能のひとつであるユーザーに対するタグ付けでは、有料プランに加入しなかったユーザーが顧客管理画面で自動でリスト化されるため、ユーザーの選別が容易になっています。この機能を利用して、加入しなかった方にキャンペーンを打ち一斉配信することができるため、本当に役立っています」
杉原様とAnyBotとの出会い、使用経歴などの詳細はこちらから
株式会社日比谷花壇 吉田様
吉田様は、お客様と繋がれるツールを探していた結果、安価で操作が簡単そうなanybotに出会ったそうです。吉田様も、リピート客促進にはanybotのセグメント配信を活用したということが以下のインタビューからわかります。
ーーAnyBot導入後にはどのような変化がありましたか?
吉田様:「大きく2点あります。1点目は、お客様一人一人に合った情報を配信できるようになったことです。 お客様がLINE上で登録したお気に入り店舗の情報や、友達登録時の初回アンケートでの顧客情報をもとにanybotでセグメント配信しています! anybot導入前にメールでキャンペーンなどの情報を配信していた時より倍以上の成果を出すことに成功しました!」
吉田様とanybotの出会い、使用経歴などの詳細はこちらから
株式会社&US(アンダス) 亀山様 中島様
徐々にブランドの認知度が上がっていく中、問い合わせは増えていったが、11名という少人数では対応しきれなかったと話す亀山様。そこでanybotが役に立ったと言います。リピート客の促進はanybotの顧客対応の利便性がきっかけだったようです。
ーーanybot導入後はどのような変化がありましか?
中島様:「商談までのやり取りが格段にスムーズになり、本当に楽になりました!今まではお客様と何度もやり取りをして、やっとアポが取れる…!という感じで商談まで時間もリソースもたくさん必要でした。それが、anybotを導入してからは、LINEで顧客と繋がるチャットボットが自動で案内をしてくれる上、ミニアプリで資料請求や商談予約までしてくれるので本当に助かっています!」
亀山様:「具体的には、問い合わせ数が200%増加!お問合せによる単月の売上としては、なんと3.6倍増加しました。チャットボットとミニアプリでの自動接客に移行した結果、LINE@に流入したお客様が1分以内に6万円分の商品を購入したという実績も作ることができました。」
亀山様と中島様のanybotとの出会い、使用履歴の詳細はこちらから
まとめ
LINE集客は見込み客を集めやすい、開封率が高い、予約・問い合わせの利便性が高いなどのメリットがある一方で、リピート客の促進が難しいというデメリットもあるということを紹介してきました。しかしこのデメリットは、LINE公式アカウントを戦略的に活用できるコツさえ掴めば克服でき、LINE公式アカウントならではのリピート客の促進を達成できるということがお分かりいただけたでしょうか。
デジタルな媒体であるがゆえにLINE公式アカウントの可能性は無限にあります。まずは、あなたのビジネスに取り入れられるLINE公式アカウントの側面を探してみてください。